Tシャツなどのウエアへのマーキングは、用途に応じて幾つかの種類があります。
お客様が必要としているマーキング法はどれが最適なのか、以下の表を参照して見つけてください。

左の項目から適用内容を順に追ってください

用途→
絵柄の内容→
製作数量→
最適なマーキングはコレ
・Tシャツ・トレーナー・ジャンパーなど一般的なウエアへのマーキング
1色〜数色
1枚〜数十枚
 
数十枚〜数百枚
写真を使う
フルカラーの内容
1枚〜数十枚
 
数十枚〜数百枚
 
個人名を入れる
1枚〜数百枚
スポーツウエアへのマーキング
・会社名や店舗名を入れる
ゼッケンを入れる
数十枚〜数百枚
個人名を入れる
1枚〜数十枚
チーム・クラブ・会社名を入れる
数十枚〜数百枚
 
・すべて内容が異なる
1色〜数色
1枚〜
  
写真を使う
フルカラーの内容
 



最も一般的なウエアマーキング法がシルクスクリーン印刷です。量産可能な印刷で、細かな線画もプリントできますが、写真やグラデーションなどは不向きです。印刷には版が必要で、1色1カ所につき1版が必要です。そのため印刷カ所が多かったり、多色刷りの場合は版代がかさみます。小ロットで内容を凝るとかなり高価な印刷になってしまいます。
■製作方法:シルクスクリーン印刷法
シルクスクリーン印刷は、写真のような版を色毎に製作します。例えば3色刷りなら3版を製作し、各色毎に版を取り替えて印刷します。1色印刷する毎に乾燥させ、乾いたら次のインクを載せるという工程で、非常に手間と時間がかります。また、当店では小ロットで製作することが多いため、ご覧のように手作業で一枚ずつ印刷しています。見た目は原始的な製法ですが、世界共通の印刷法です。また、当店では油性のインクを使用しています。インクには水性もありますが、濃色生地(黒など)の場合は、隠蔽性が高いのは油性インクです。その代わりインクの被膜が分厚いのが特徴です。これを嫌いあえて水性を指定する場合は、当店では作業できません。

ゼッケンや個人ネームなどのように、1枚毎に内容が異なるマーキングには、この手法を用います。最も有名なのはスポーツウエアのゼッケンで、Jリーグやプロ野球、その他のスポーツのゼッケンはすべてこの手法です。特殊なシートを貼り付けているため、剥がれませんか?という問い合わせがありますが、当店では国産メーカーのシートを使用しており、剥がれたというクレームは皆無です。
■製作方法:マーキングシートのマシンカット
このマーキングは、専用のインクシートをコンピュータから直接、専用マシンで切り抜いて作ります。その後、専用のプレス機を使い、160℃の高温と高圧でウエアにプレスのうえ貼り付けるものです。インクシートメーカーは、日本・ドイツ・アメリカが主流ですが、最も高品質かつ価格が高いのが日本製です。高価なのはわかっていても、品質重視で国内製を使用していますので、安心してご利用ください。

使用できる生地が限定されますが、1枚毎に異なる内容にも対応でき、版も不要なのがメリットです。デメリットとしては、量産効果が薄く、たくさん作ってもある程度までしか価格を下げることができません。風居合いが素晴らしためスポーツウエアに多用されています。
■製作方法:昇華プリント法
特殊なインクを使用し、専用の転写紙にいったん印刷した後、200℃という高温・高圧でプレスすると、インクが蒸発し、その後ウエアの分子と結合するというマーキング方法です。インク自体がウエアの生地に浸透するため、他のマーキング法には見られない仕上がりとなります。つまり、生地の上に載ってる・張り付いてるというイメージがゼロなのです。また通気性も生地本来のままであり、特にスポーツウエアの世界では主流となっているマーキング法です。ただし、ポリエステル100%の白地のみにしかマーキングできないという短所があります。

シルクスクリーン印刷では表現できない絵柄や、フルカラーのプリントなどに最適なマーキング法です。小ロットは版代が高いために不向きですが、絵柄部分のみがマーキングされるため、カラーコピー転写などとは比較にならない表現力を持っています。最近では大会社の作業服や映画などのプレミアムウエアなどは、このマ−キング法を積極的に利用しています。
■製作方法:オンデマンド出力+シルクスクリーン印刷
専用の転写紙に一旦オンデマンドプリントを行い、その後、転写したい部分のみにシルクスクリーン法で糊を印刷します。乾燥後、業務用プレス機を使い、160℃の高温・高圧でプレスをし、ウエアに転写します。かなり特殊な技術と薬剤を使うため、製作できる会社が限られています。当店は自社の研究で内製化に成功しています。そのため、比較的安価でご提供しております。

一般的なカラーコピー機やレーザープリンタを使い、専用の転写紙に印刷した後、プレスしてウエアに転写する手法です。パソコンショップなどでインクジェット用の転写紙が売られているほどです。1枚から製作できるというメリットはありますが、このマーキング法は、糊部分がそのまま転写されるため、ゴワツキがあるほか、絵柄以外の糊部分も転写されるという欠点があります。おおざっぱなトリミングは可能ですが、当店としては最終手段という形で使用しています。
■製作方法:オンデマンド印刷(トナー型)
専用の転写紙にレーザープリンタで印刷し、プレス機を使いウエアに転写します。デジタルプリントとは異なり、四角形や円形など、おおざっぱな形状にしかトリミングできません。また、プリント面の通気性はゼロとなり着心地はあまり良くありません。1枚から数枚のみで、イベントでしか使いません、などという特殊な場合のみ取り扱います。